農村RMOってなんだろう??

更新日:2022年11月02日

持続可能な集落形成に向け、地域でささえるまちづくりを考えるワークショップを開催します!

農村RMOってなんだろう?

○農村RMO の制度は なぜ はじまったのか・・・

高知県をはじめとした中山間地域(条件不利地域)の人口減少は顕著であり、集落内の戸数減少は著しい状況です。中間農業地域・山間農業地域の総戸数が9戸以下の農業集落の割合は、 H27 農業センサスと H12 年を比較すると約2倍の結果となっています。
この結果から、今後の人口動態を踏まえると、中山間地域での集落活動実施率は更に低下し、食料供給機能や多面的機能の維持・発揮に支障が生じる恐れがあります。

○集落機能の低下を防ぐ地域運営組織(RMO)

中山間地域では、高齢化・人口減少の進行により、農業生産活動のみならず、地域資源(農地・水路等)の保全や生活(買い物・子育て)など集落維持に必要な機能「集落機能」が弱体化しつつあります。

弱体化を防ぐためには・・・・


農家、非農家が一体(地域一体)となり、「生産」、「生活扶助」、「資源管理」に取り組むことで、地域コミュニティの機能を維持・強化することが必要です。

集落機能の低下を防ぐために、必要なこと・ ・ ・ 地域運営組織( RMO) の設立

 

○本山町の農村RMO 「本山町農村みらい会議」

前述のことから、集落を維持していくためには、農村RMO が必要であり、令和4年度から農林水産省の事業として、「農村型地域運営組織」(農村 RMO )形成推進事業がスタートしました。

本山町では、この取り組みを実施することとし、現在、高知県農業政策課の伴走支援を受けながら事業を進めています。

この地域運営組織のエリア設定を、本山町全域とし、今年6月には、母体となる協議会「本山町農村みらい会議」を設立しました。

 

○農村RMO 形成推進事業は3年間の計画 R4 は地域ビジョンの策定

現在、実施している農村RMO 形成推進事業は、3年間の実証事業です。その一年目となる今年度の目標は、本山町の集落維持を強化する「多面的な機能の持続的な発揮」を図るための指針である「地域ビジョン」の策定です。


現在、地域ビジョンは、第7次本山町振興計画の第3章基本計画から現状と課題、その対策に注目しながら作成した“骨子”となっています。この骨子に肉付けを行い、地域ビジョンとして昇華することが今年度の目標です。

来年度以降はこの地域ビジョンに基づき事業を実証し、集落機能の維持につなげていきます。

○会議推進員(ミニファシリテーター)の公募・選考

地域ビジョン(骨子)への肉付けは、地域や住民の意見を広く反映するため、住民参加によるワークショップで行います(10月24日開催予定)

住民の皆さまからの意見を広く抽出する委員として「会議推進員」を公募し、公正かつ厳正に選考するため、選考委員会を10月12日に開催しました。

○10/24 講演会+ワークショップの開催

一般社団法人持続可能な地域社会総合研究所の藤山浩所長を講師に迎え、人口分析を用いた持続可能な講演と住民ワークショップを開催します。
将来ビジョンの策定や農村RMO の取り組みには、農業 や専門的な知識は必要ありません。 多くの皆様に、参加いただきたく、お願い申し上げます。

この記事に関するお問い合わせ先

まちづくり推進課 産業振興班

〒781-3692
高知県長岡郡本山町本山636
電話:0887-76-3916
ファックス:0887-76-2943

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